美肌のための応用講座
基本講座では皮膚の構造とトラブルの原因・対処法のお話をさせて頂きましたが、応用講座では実際、美肌を保つための具体的な方法について考えてみましょう。
きめ細かい肌が美肌の条件
女性なら美しい肌になりたいと願うのは当然のことです。 美肌の条件を考えたとき、血色がよくハリがあり、なめらかな素肌を思い浮かべます。こうした肌は決まってきめが細かく整っています。
皮膚にはきめ細かい、粗いがあります。
肌のきめの状態は、マイクロスコープと呼ばれる装置で皮膚の表面を拡大して観察してみるとよくわかります。 皮膚の表面には披溝という細かい線が縦横に走っています。そして、披溝と披溝に囲まれて丘のように盛り上がった部分を皮丘といい、この皮溝と皮丘によって織りなされる多角形の面をきめといいます。 この多角形が数多く観察できる肌ほど、きめが細かく美しい肌といえるのです。

元来、肌のきめには個人差があり、これは遺伝的に受け継がれたものです。したがって、生まれ持ったきめを変えることはできませんが、 きめが粗いのをスキンケアで細かく網目状に整えることは可能です。 皮膚は外部のほこりや細菌、異物が体の中に侵入しないように体を防護する一方で、体内の水分やミネラルなどが必要以上に外に出てしまうことがないよう、日々絶え間なく働き続けています。
しかし、間違ったケアを行うと逆にきめの粗さを余計に目立たせる原因になります。 特に洗顔によってきめが粗くなることが多く、原因は主に二つあげられます。
まず、フェイスブラシを使ったり、スクラブ入りの洗顔料でゴシゴシこすって洗ったり必要以上に洗顔すると、肌に負担をかけその結果、きめが磨耗してしまいます。 そして、もう一つは、洗顔が不十分で肌の表面に汚れや皮脂が残り、きめがこれらの汚れで覆われている場合です。
このような洗顔を毎日続けると、皮膚表面のきめの規則性が失われます。正しいスキンケアを続けていれば、肌のトラブルに悩まされることは少ないはずですが、多くの肌トラブルを抱えている人は、スキンケアを見直してみることが必要です。

美肌に効くビタミン
美肌に有効な主なビタミンには、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンB郡があります。 特にビタミンCは、活性酸素を除去して日焼けやしみの原因となるメラニンの生成を抑える効果にすぐれています。
また、肌のハリを保ち、シワを防ぐコラーゲンの形成にも欠かせません。1日の所要量は1000ミリグラムです。ビタミンCは水溶性ですから、たくさんとっても、汗や尿とともに体外に排出されてしまうため、摂取過剰症となる心配がなく、こまめに積極的に補給したいビタミンです。
柑橘系のフルーツやイチゴ、キウイ、レモン、トマト、ブロッコリー、カリフラワーなどに豊富に含まれています。
また、ビタミンEは若返りのビタミンともいわれ、活性酸素を除去するほか、肌サビの原因といわれる過酸化脂質の発生を抑える効果も期待できます。
血液循環をよくして冷え性を改善し、ホルモンバランスを整える、女性には欠かせないビタミンです。脂溶性ビタミンでナッツ類や植物油に豊富に含まれています。

緑黄食野菜に多く含まれるβ-カロチンは、体内に入ると必要量がビタミンAに変化します。ビタミンAは皮膚や粘膜を丈夫にする作用のある脂溶性ビタミンで、 活性酸素を除去してしみを改善する作用が期待できます。ウナギやレバーに多く含まれ、脂溶性ですからとりすぎるとビタミンA過剰症となります。一日の所要量は1800IUです。
ビタミンB郡の中でも、とくに美肌効果にすぐれているのは、ビタミンB2とB6、B12です。ビタミンB2は皮脂分泌を整え、ニキビを防ぎ、皮膚を丈夫にします。
サバやイワシなど背の青い魚に豊富に含まれています。
また、B6はアミノ酸の代謝を促進させて新陳代謝を高め、ホルモンバランスを整えます。玄米やまめ類、ビール酵母、卵などに多く含まれています。
疲労回復効果があり、血液循環をよくするビタミンB12はアサリやレバーなどに豊富です。ビタミンB12は新陳代謝を促進させ、疲労回復効果をもたらすビタミンで、 代表的な食品としては豚肉やノリがあげられます。
さらに、このような栄養源をサプリメントなどでより効果的に細胞内に運び込むには、その栄養の溶解媒体である水を、より効果的な六員環構造水で摂取することが最善です。